施術の流れと必要な期間について
確実な脱毛効果にはそれなりの期間が必要
たった1回の脱毛だけでは目に見えるような効果を得ることは難しいでしょう。確実に脱毛効果を実感するためには、それなりの期間クリニックへ通うことが必要です。
毛の周期や肌の状態も関係しますが、ほとんどの部位で5~6回程度。顔は8回前後を目安としているクリニックが多く見られます。
そのため、申込みする際は何回まで通う必要があるのか、費用がいくらかかるのかを確認しておきましょう。
体質や毛の状態によって脱毛にかかる期間も変わります。1回施術を受けるごとに約2ヶ月間隔をとる必要があるので、完ぺきに脱毛治療を受けたいのであれば約1年はかかると考えて良いでしょう。
レーザー脱毛の期間一覧表
ここでは満足のいく脱毛ができるまでの期間を一覧表にしてまとめています。
脱毛部位 | 自己処理が必要なくなるまでの施術回数 | 肌がツルツルになるまでの回数 | 脱毛が完了するまでの期間目安 |
---|---|---|---|
脇 | 5~7回程度 | 9~12回程度 | 1年程度 |
VIO | Vライン:5~7回 IOライン:8~10回程度 |
Vライン:9~12回程度 IOライン:12~14回程度 |
1年半~2年程度 |
顔 | 8~10回程度 | 10~14回程度 | 1年~1年半程度 |
腕 | 4~6回程度 | 9~12回程度 | 1年~1年半程度 |
足 | 4~6回程度 | 9~12回程度 | 1年~1年3ヶ月程度 |
自己処理の必要がなくなるまでは、施術回数の少ない腕や足で4~6回、施術回数が多いVIOや顔は8~10回程度受ける必要があります。平均すると5~6回ほどで自己処理せずに毛が目立たなくなりますが、ツルツルになるためには、さらに施術を重ねなければなりません。
多くのクリニックでは、「5回セット」や「無制限プラン」といったセットプランを設けているので、それらを上手く活用するのが賢い選択です。もちろん毛量や毛質、使用している脱毛機によって回数に個人差があるので、くわしい回数や期間については、カウンセリング時に医師へ相談すると良いでしょう。
医療脱毛は、完了するまでに最低でも1年ほどかかります。一方、脱毛サロンの脱毛機は照射が弱いので、医療脱毛と同じ効果を得るためには3~5年ほどかかるとのこと。
皮膚科の専門医が所属する
京都市内のおすすめレーザー脱毛クリニックをcheck
医療脱毛の流れ
ここでは、実際に美容クリニックでの医療脱毛を受ける際の流れについて解説していきます。
予約
施術を受ける前に、電話かメールでカウンセリングの予約をします。
カウンセリング
予約した脱毛クリニックに来院してカウンセリングを受けます。カウンセリングでは、施術の説明や注意事項を受けて、毛量・毛質・肌質などのチェックを行うのが一般的な流れです。この時点で、施術にかかる費用や回数が分かるはず。
また、カウンセリングでは疑問や不安などをしっかり相談してください。その際に医師や看護師の対応が良ければ信頼に繋がり、納得して施術を任せられるはずです。
カウンセリング時は、以下のポイントは最低限チェックしておきましょう。
- 施術に必要な期間
- 料金システムや全体的にかかるコスト
- 施術の予約をキャンセルした場合のコスト
- 脱毛時のリスクがあるかどうか
- トラブルが起こった時はどのような対処や保証が受けられるか
テスト脱毛
施術の前に、レーザーのテスト照射を実施するクリニックがあります。テストでレーザーの出力を調整したり、痛みのレベルや皮膚状態を確認できたりと、本番の施術を万全に行うための準備ができるのです。
施術前
施術前には、脱毛する箇所の剃毛をしましょう。毛抜きで処理してしまうと脱毛効果が得られないので注意してください。
また、施術後は紫外線に当たるのはNGなので、脱毛箇所が隠せるような服装(ゆったりしたロングスカートやロングパンツなど)で来院することが必須です。
施術
まず脱毛箇所の消毒を行い、レーザーから目を守るためのゴーグルを着用します。
次に、脱毛箇所のメラニン量を測定してレーザーの調整を実施。レーザーの照射漏れを防ぐ脱毛箇所のマーキングと、皮膚を守るための冷却ジェルを塗ります。
それから脱毛したい部位にレーザー照射して、照射が終わると消毒を実施。最後に患部を冷やして保護クリームで肌を保湿したら完了です。
アフターカウンセリング
施術が終了した後は、脱毛した部位のアフターケアについて説明を受けます。
レーザー照射後のアフターケアで注意すべきことを以下にまとめました。
- 紫外線を避ける
脱毛後は肌が敏感な状態なので、日焼けをしてしまうと脱毛箇所が炎症を起こす恐れがあります。また、シミにもなりやすいので気をつけましょう。 - 熱いお湯につからない
当日はぬるいシャワーで済ませてください。熱いお湯につかる・脱毛箇所を強く擦って洗うのはNGです。 - 血行が良くなる行動は避ける
施術して数日は、飲酒やスポーツなど、血行が良くなるような行動は避けてください。 - 保湿をこまめに行う
脱毛後は肌にダメージを受けていて、水分も減っている状態です。化粧水や保湿クリームなどを脱毛箇所にこまめに塗るようにしましょう。
適切な期間で満足できる施術効果を得るためには?
脱毛をする時には毛周期(もうしゅうき)というものが非常に重要になってきます。ここでは、その毛周期についてくわしく解説していきましょう。
私たちの体に生えている毛は「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階を繰り返していることをご存じでしょうか?
基本的にレーザー脱毛は、成長期の体毛にしか効果をあげることはできません。効果的な脱毛を行う際には、成長期に1回目のレーザーを照射して、退行期と休止期が過ぎた後に、2回目を照射する必要があります。
この毛周期のサイクルには個人差がありますが、4~8週ほどの間隔が一般的だとされています。つまり、海やプールで肌を露出したい夏のシーズンに向けて脱毛を開始する場合には、9~10月あたりからクリニックで脱毛を行うようにするといいでしょう。
この季節に脱毛を行うもうひとつのメリットは、紫外線による影響を受けないことです。
夏の季節は日差しが強くどんなに気をつけていても日焼けになりがちです。クリニックで行うレーザー脱毛では、黒色をしたメラニンにのみ反応するため、日焼けをしているとその肌にも反応してしまうことになります。これでは効果的な脱毛を行うことはもちろん、レーザーによって火傷を誘発してしまうことにもなりかねません。
その点、秋冬の季節は紫外線が少なく、厚着をすることにより肌を保護することも可能です。毛周期と合わせても、この季節に脱毛を実施しておくといいでしょう。
医療レーザー脱毛では、まれに赤み、ヒリヒリ感、火傷、毛嚢炎(もうのうえん)、むくみ、増毛、硬毛化、打ち漏れのような症状が現れる可能性があります。
医療レーザー脱毛は5~10回の施術(1か月半~2か月のスパン)で完了します。また、脱毛の相場は部位によって異なります。中でも人気が高いワキ脱毛の相場は、1万3,000円(※両ワキ5回コース)です。
針脱毛は針に電気を流して毛根に与える施術です。医師の技術が足りない場合、電気の熱による赤みや炎症、火傷や痛み、毛穴の腫れなどが生じるため、ご注意ください。また、針脱毛で使用する針の衛生管理が行き届いていない場合は、肝炎やHIVなどの血液感染リスクが考えられます。
針脱毛は5~10回の施術(1か月~2か月のスパン)で完了します。また、針脱毛は脱毛料金のほかに初診料、血液検査料、針代、麻酔代などがかかるため、事前に調べておきましょう。針脱毛の脱毛料金は脱毛したい部位の毛量や面積、施術時間などによって異なります。料金体系はクリニックによって異なりますが、脱毛完了までにかかる金額の目安は10万円前後です。